奈良県から全国へ出荷されるたくさんの果実の中で、量、質ともに全国トップクラスのもののひとつに奈良の柿が挙げられる。まず「刀根早生(とねわせ)」が出荷され「平核無(ひらたねなし)」、「富有(ふゆ)」と12月まで柿の季節が続く。五條市西吉野町では最盛期には1日200トンもの柿が出荷されている。奈良の温度差のある気候や風土が、柿作りに適していたことがうかがえる。柿が赤くなると医者が青くなる、と言われるほど、ビタミンC、食物繊維、ポリフェノールなど体に良い成分が柿には多く含まれている。
旬 9月 10月 11月 12月