”名物みむろ”は、その製法を弘化年間(1844~48)より受け継いできた小豆の香り高い最中菓子。その名は、製造元である「白玉屋榮壽」(しらたまや えいじゅ)の守護神三輪明神大神神社の御神体山「三諸(みむろ)山」にちなんで名付けられたという。奈良県宇陀市周辺の特産品である”大和 大納言小豆”で作った餡(あん)のほのかな甘さと、香ばしい皮との組みあわせが格別な風味を醸し出す。餡は別々の釜で「こしあん」と「つぶあん」を炊き上げ後で混ぜあわせる「かのこあん」。風味を損なわずに日持ちをするため、大和上街道の宿場街の人々に銘菓として名を馳せてきた。大型、小型の2サイズあり、どちらも1個から購入できる。甘さ控えめで小豆の風味を最大限生かした銘菓。