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大和牛

(やまとうし)

さっぱりした味わいが特徴の黒毛和種

奈良県東部の東山中と呼ばれる地域(宇陀山地、大和高原)を中心に、奈良県内で育まれた銘牛で、奈良が誇る和牛ブランド。歴史に培われた環境と、恵まれた気候風土の中で大切に育てられた大和牛の肉は、柔らかく弾力のある肉質と、小豆色の赤身にサシが入った霜降り。脂肪の口溶けが良く、風味豊かでさっぱりした味わいが特徴。他県産の高級牛に比べ値段は手ごろ。

大和牛は黒毛和牛のうち、(1)生後30カ月以上(2)14カ月以上県内で肥育(3)出産前の雌の3条件を満たしたものを、県や業者らでつくる大和牛流通推進協議会が認定する。「大和牛は血統に加え、飼料ですべてが決まる」と称し、大和牛が毎日食べているエサや、父牛・母牛の血統など必要な情報は全て管理されており、大和牛を育てている生産農家や食肉業者も指定され流通経路が明確にされている。

奈良は、大和国と呼ばれていた700年前、鎌倉時代 末期には国産の牛の図説『国牛十図』に描かれ、良牛のひとつとして認知されていた。古代から牛が飼育され、日本書紀では紀元前663年に牛肉を食べていたことが記されている。

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