橿原神宮が鎮座する橿原、わが国最大級の方墳・石舞台古墳で有名な明日香村、南に下れば金峯山寺と春の桜が美しい吉野山があり歴史と自然を楽しめる観光エリアです。
明日香・橿原には、飛鳥寺、奈良県立万葉文化館、キトラ古墳、安倍文殊院、今西家などの観光スポットがあります。
日本最古の神社の一つで、三輪山を御神体とする大和国一の宮。神社の本殿は存在せず、神体山である三輪山を直接拝む形式をとっています。 直接拝むため本殿を持ちません。三輪明神と呼ばれ、明治時代になり大神神社に改名されました。 山中には奥津磐座、中津磐座、辺津磐座の3つの磐座(いわくら)があり、古神道(原始神道)の形態を残しています。磐座は儀式の依り代としての岩に対する信仰です。 現在の拝殿は1664年、江戸幕府の第4代征夷大将軍である徳川家綱の時代に再建されたもので、国の重要文化財として指定されています。 それ以前は三ツ鳥居と瑞垣が巡らされただけでした。拝殿奥にあるる重要文化財に指定された三...»
本殿、十三重塔、権殿などには美しい極彩色が施され、関西の日光とも称されています。 本殿は、三間社隅木入の春日造は珍しい作りで、日光東照宮造営の手本とされたといわれています。 世界唯一の現存する木造十三重塔は、1532年に再建され、高さ17メートルあり圧巻。 談山神社は、藤原鎌足が謀を談じた山に建てられ、大化改新の発祥地としても知られています。談山の名の由来は、大化の改新の談合をおこなった山からとされます。 以前は妙楽寺(みょうらくじ)と呼ばれる寺院でしたが、神仏分離令により、妙楽寺は廃寺になり、藤原鎌足を祀る談山神社として改称されました。 しかし、現在でも神社には寺院建築が使用されて...»
初瀬山の中腹にある長谷寺は、牡丹の名所として知られており、4月下旬から5月上旬には、150種以上、7000株もの牡丹が満開になります。 古くから「花の御寺」と称され、『源氏物語』『枕草子』『更級日記』など多くの古典文学に登場しています。 また、「二本の杉」は『源氏物語』にある玉鬘の巻のエピソードで言及され、現在も境内に残っています。 「長谷寺」を名乗る寺院は日本各地に数多くあり、他と区別するため「大和国 長谷寺」「総本山 長谷寺」と呼称することもあります。 西国三十三所第8番札所であり、輪違い紋を寺紋としています。 寺伝によれば686年に創建されたとされています。初瀬山の西の丘に、僧...»
本尊は「三人寄れば文殊の知恵」という言葉で知られる智慧を司る仏の文殊菩薩で、日本三文殊の一つとして知られる寺院。 多くの人々が入試合格祈願や学業成就、厄除け魔除けを願いに訪れています。 この寺で陰陽師・安倍晴明が陰陽道の修行をしたともいわれ、境内には晴明堂や安倍晴明の母親とされる白狐の信太森葛葉稲荷を祀る稲荷神社があります。 本尊は、鎌倉時代を代表する仏師・快慶の作で、獅子に乗った高さ7メートルの巨大な仏像の文殊菩薩を中心とした四人の脇侍を伴う渡海文殊群像は、国宝に指定されています。 広大な境内には、縁結びの神としても有名な重要文化財の白山堂、特別史跡の西古墳(安倍氏一族の墓の墓)、そ...»
中央集権律令国家の誕生の地である日本の古都「飛鳥」の自然と文化遺産を守り、飛鳥時代(592年 – 710年)の歴史を伝える公園。 飛鳥時代の史跡が多く発掘されていている総面積が約60haある公園内は、「高松塚周辺地区」「石舞台地区」「甘樫丘地区」「祝戸地区」「キトラ古墳周辺地区」の5つのエリアがあり、それぞれの特徴を活かした公園づくりをおこなっています。 高松塚周辺地区には、飛鳥歴史公園館、男女群像の壁画で有名な高松塚古墳、模写壁画を鑑賞できる高松塚壁画館、星宿をモチーフにした星宿広場があります。 このエリアはアクセスが良く、飛鳥の玄関口として公園館では飛鳥の史跡や施設を紹介しています。...»
6世紀末から7世紀初めに飛鳥時代の大臣である蘇我馬子が発願し、建立された本格的な伽藍を備えた日本最古の寺です。 現在の本堂は江戸時代末期1826年に再建されたもので、本堂の中には、日本最古の仏像である「飛鳥大仏」と呼ばれる本尊で銅造の釈迦如来坐像が祀られています。 この仏像は7世紀初頭609年に作られたもので、像高は275.2センチメートルあり、重要文化財に指定されています。 また、この場所は大化の改新を起こした中大兄皇子と中臣鎌足が出会った場所としても知られています。 飛鳥寺には、いくつかの呼び方があります。法号は「法興寺」または「元興寺(がんごうじ)」であり、平城遷都と共に現在の奈...»
飛鳥歴史公園内にある、日本最大の方墳です。古墳時代後期の貴重な古墳で、国の特別史跡に指定されています。 被葬者ははっきりしていませんが、飛鳥時代の大臣である蘇我馬子の墓である可能性が高いと考えられています。 古墳は全体的に四角形で、周囲には幅5.9-8.4メートルの空堀がめぐり、外側には幅約7.0メートルの外堤が設けられています。 墳丘の盛土は失われ、方形の古墳の中央部に巨大な岩で構成された石室が露出しているという独特の形状をしています。 玄室は長さ約7.7メートル、幅約3.5メートル、高さ約4.7メートルの豪壮なスケールで、70トン級の花崗岩30以上が積み上げられ、その総重量は推定で...»
正式名称は南法華寺(みなみほっけじ)ですが、通称の壺阪寺(つぼさかでら)で知られる、奈良盆地を一望できる高取山の中腹にある寺院です。 703年に創建といわれる屈指の古刹で、西国三十三ヶ所の6番札所であり、全国各地から多くの参拝者が訪れています。 眼病封じの寺として信仰されており、秋にはめがね供養会法要が行われます。 境内には、やまぶきや桜、ラベンダーなどが色鮮やかに咲き誇り、香りでも楽しませてくれます。秋には紅葉の美しい景色が広がります。 清少納言も『枕草子』の中で「寺は壷坂、笠置、法輪」と、霊験の寺の1番に名をあげ、賞賛しているほどです。 また、1875年ごろに書かれた歌舞伎の演目...»
牛乳ベースの汁で味わう鍋料理。飛鳥時代に唐から来た渡来人の僧侶が、寒さをしのぐためにヤギの乳で作った鍋料理が最初といわれている。鶏がらのダシ汁に白味噌と牛乳をたっぷり加え、鶏もも肉、にんじん、ささがきごぼう、白ねぎ、大根、もやし、しいたけ、白菜、水菜、豆腐、糸こんにゃくなどを煮こむ。食べる際は、しょうがや一味唐辛子などを加え、溶き卵につけるのが一般的だ。牛乳のにおいも強くなく、味はまろやか。あっさりしているのにコクもあり、栄養も満点だ。 「飛鳥鍋」は、奈良県の伝統料理で、鶏肉と野菜を牛乳とだし汁で煮込んだものです。 飛鳥時代に唐からの使者が伝えた乳製品が、孝徳天皇に献上され、喜ばれたことが...»
にゅうめんとは、素麺を温かいダシで食べる料理で、全国的に知られてはいるが奈良県が発祥の郷土料理。そうめんは奈良時代に唐(中国)の国から伝来した手法で、神話の三輪伝説から大和の中央にある三輪山麓が発生の地といわれ、現在も三輪そうめんとして有名。にゅうめんは、漢字で書くと「煮麺」となるが、その字の通りそうめんを煮たもので、冬は温かく、夏は冷やして季節の具を上に飾る。にゅうめんには、県産三輪素麺の中でも製造から1年以上経過したコシのある涸物(ひねもの)が適している。 奈良県桜井市三輪は、素麺の発祥地として知られ、ここで作られる素麺は「三輪素麺」と呼ばれています。1200年以上前、日本最古の神社であ...»
ユーモラスな亀の形をした、奥明日香産生芋100%の手作りこんにゃく。大正7年創業の老舗「徳星醤油」の木樽でじっくり熟成させた濃口醤油や、明日香村産鷹の爪などを加えて、ピリ辛風味に仕上げました。有機農法で育てた生芋をすりつぶして、低い温度からじっくり加熱。一晩熟成させるから、さっくりと心地よく、しこしことした弾力のある食感に。こんにゃく本来の濃厚なうまみや香り、歯ごたえを存分にお楽しみください。奈良県立万葉文化館のすぐ隣にあるお土産&軽食処「飛鳥の郷 万葉人」にて販売。...»
「大和鍋」とは、奈良県が平城遷都1300年に向け「奈良のうまいもの」として創作した料理の1つ。鶏と豆乳仕立てのスープに、揚げた大和イモが入るのが特徴。他に素麺・白菜・ニンジンなどが入っている。すりおろしてから揚げた大和イモから、旨味と香りが出て食べやすくなっている。大和イモは、キメが細かく大変粘りが強いのが特徴で、奈良に多いことから大和イモと呼ばれている。御所市では江戸時代から大和芋の栽培が行われてきた歴史があり、古くから産地として知られて、「御所芋(ごせいも)」としてブランド化をしている。...»
三輪地方は素麺発祥の地とも言われ、三輪素麺は三輪地方で生産されている素麺で、特産品となっている。冬は温かいにゅうめんで、夏は季節の具をのせて冷やし素麺で、大和では一年中食されている。特徴である細くこしの強い食感は、良質な小麦と水、熟練の製麺技術によって可能となる。今から1200年以上前に大和の中央にある三輪地域にて、素麺の原型である麦縄(むぎなわ)が作り始められたのが起源と伝わる。奈良時代の遣唐使により、小麦栽培・製粉技術が伝えられたとされている。江戸時代に「大和三輪素麺、名物なり、細きこと糸のごとく、白きこと雪のごとし」と伊勢参りにきた人々の間で評判となり、全国的に有名になった。奈良県の特産...»
古代米の代表種としても有名な“赤米”。赤飯のルーツといわれている。収穫量は少ないが、気候の変化や病気に強いという特徴があり、自然に自生している稲のほとんどは赤米だったという。古代から食料として重宝され、神仏へのお供えものなどにも使われていたが、1回の収穫量が多く、味の安定した白米の普及にともない、徐々に赤米は作られなくなっていったようだ。現代では、赤米の持つ栄養素が体に良いとされ、健康食としてたびたび注目を集めており、奈良県の名物のひとつとしても紹介されている。...»
夏の関西市場で高い評価を受けるほうれんそうを送り出しているのが奈良県の御杖村産。御杖村は標高が400~500メートルの中山間地域で、冷涼な気候と水が豊富にあり、消費地に近いことから30年程前からほうれんそう栽培がはじまったという。平成11年には予冷施設がオープン、自動包装が本格的に稼動し、収穫したほうれんそうはすぐに予冷して鮮度を保ち、鮮度保持フィルム包装で袋詰にし出荷される。ほうれんそうは、鉄分、ビタミンAを豊富に含む緑黄色野菜。100g食べれば、一日に必要なビタミンAを摂取することが出来る。 旬 1月 2月 3月 ...»
はるさめのルーツは中国にあると言われ、日本には禅宗の普茶料理と共に鎌倉時代に伝来したと云われている。 中国産は緑豆はるさめが主流だが、日本で作られるはるさめは、サツマイモやジャガイモのでんぷんが原料。でんぷんをお湯でこねた生地を小さい穴から熱湯へ流し込み、麺状になったものを凍らせた後、解凍し乾燥させて作る冷凍製法である。麺中心部に空洞が残るため、味がよく染みこむ。また、はるさめ料理は料理によってお湯に戻す時間に注意が必要だ。煮ると約3倍の大きさになり、油で揚げると約10倍もの大きさにまでなる。日本では奈良県が主産地で、桜井市と御所市で全国の生産の約6割を占めている。 ...»
古代米は稲の原種である野生稲の特徴を引き継いでいるお米で、白米に比べて糖質量が低く、タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルが多く含まれており、栄養価が高く、しかもヘルシーな健康食材として注目されています。抗酸化作用の高いアントシアニンが含まれている、独特の香りがあり、ほくほくと甘い「黒米」、カルシウム、マグネシウム、カリウムが豊富な、プチプチと弾けるような食感が魅力の「赤米」、玄米の一種で緑黄色野菜に含まれているクロロフィルが入っている、もちもちとした食感&ふくよかな甘みの「緑米」と、それぞれ特徴がある古代米。澄んだ空気、美しい水、余りある自然、恵み溢れる明日香の地で育てられた古代米。...»
「あすかルビー」は、平成4年に県農業試験場が「アスカウエイブ」に「女峰」を交配して得られた中から、系統を選抜し、平成10年度より「あすかルビー」としてその名を披露した新品種のいちごである。果実が大きく、玉ぞろえがよいのが特徴。果汁が多く、ジューシーさが特徴。果皮はルビーの名前の由来のツヤのある鮮紅色で、果形は球円すい形、果肉色は橙赤で果心の色は淡赤色。果実の光沢はかなり良い。糖度が高く収量のよいことから高い評価を受けている。奈良県外には出回ることが少ないため、「幻の苺」とも呼ばれる。 旬 12月 1月 2月 3月...»
奈良県東部の東山中と呼ばれる地域(宇陀山地、大和高原)を中心に、奈良県内で育まれた銘牛で、奈良が誇る和牛ブランド。歴史に培われた環境と、恵まれた気候風土の中で大切に育てられた大和牛の肉は、柔らかく弾力のある肉質と、小豆色の赤身にサシが入った霜降り。脂肪の口溶けが良く、風味豊かでさっぱりした味わいが特徴。他県産の高級牛に比べ値段は手ごろ。 大和牛は黒毛和牛のうち、(1)生後30カ月以上(2)14カ月以上県内で肥育(3)出産前の雌の3条件を満たしたものを、県や業者らでつくる大和牛流通推進協議会が認定する。「大和牛は血統に加え、飼料ですべてが決まる」と称し、大和牛が毎日食べているエサや、父牛・母牛...»
親鶏に奈良県の特産品である“大和茶”の粉末や、精製水産油脂(魚油)を配合した良質な飼料を与えた奈良県ブランド卵。魚油由来のDHAをはじめとした栄養分が豊富に含まれるほか、大和茶由来のカテキンにより卵特有の生臭さが軽減されている。できるだけ自然に近い形で飼育することで、卵黄、卵白ともに弾力があるのも特長だ。あつあつのご飯に生卵をのせたたまごかけご飯をはじめ、温泉卵や目玉焼き、卵焼きなどで、シンプルに卵の味を楽しみたい。...»
大和の国奥深くに佇む曽爾村。日本一といわれるススキの高原が広がり、風に波立つ穂が夕日に照らされる秋の光景は圧巻だ。その黄金色に輝く高原を溶け込ませたかのように芳醇な味をもつと評判のビール。曽爾高原ファームガーデンの麦の館で作られている曽爾高原ビールは1999年に誕生し、奈良県内で現存するクラフトビール醸造所でも最古参となるクラフトビール。本場ドイツのブラウマイスター直伝の技術は、酵母が生きたまま喉に届く非加熱・無ろ過。材料は麦芽・ホップ・名水のみ。使用している高原の大自然の中で取れる「水」は、大蛇が現れるという伝説の湧き水で、超軟水の「奈良名水・曽爾高原湧水群」。環境省の「平成の名水百選」に認...»
卵の白身を丁寧に泡立てて作るふわふわのメレンゲを砂糖やハチミツを入れて寒天で固め、新鮮な黄身で優しく包んで焼きあげ、まるでスフレやマシュマロのような、優しい甘さと口当たりに仕上げた和菓子。その驚くほど軽いフワフワの食感は、まるであわ雪のように繊細で、口の中で溶けていく。創業当時から変わらない一子相伝の製法で、職人の手作りだからこそ成せる技ともいえるだろう。 江戸時代の町家が並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている宇陀松山にある、明治35年(1902年)に創業した老舗の和菓子屋「きみごろも本舗 松月堂」(しょうげつどう)で販売されている、先々代が創案したという秘伝を受け継いだ銘菓。...»
1998年に飛鳥池遺跡から未成品560点が出土、発見された「富本銭」は、683年頃に日本でつくられたと推定される銭貨(コイン)で、「日本最古の貨幣では?」と一躍有名になった。その日本最古の貨幣と云われる富本銭をかたどった煎餅。明日香村産ヒノヒカリの米粉やもち米粉、黒米粉を使用しているため、ざくっとした噛みごたえのある食感に、さとうやハチミツの甘さに、米がもつやわらかな甘みも加わり、かむごとにじわじわと甘みが広がる味に仕上がっています。米粉せんべいならではの重量感のある歯ざわりと、コクのある味わいで、どこか懐かしい煎餅。...»
”名物みむろ”は、その製法を弘化年間(1844~48)より受け継いできた小豆の香り高い最中菓子。その名は、製造元である「白玉屋榮壽」(しらたまや えいじゅ)の守護神三輪明神大神神社の御神体山「三諸(みむろ)山」にちなんで名付けられたという。奈良県宇陀市周辺の特産品である”大和 大納言小豆”で作った餡(あん)のほのかな甘さと、香ばしい皮との組みあわせが格別な風味を醸し出す。餡は別々の釜で「こしあん」と「つぶあん」を炊き上げ後で混ぜあわせる「かのこあん」。風味を損なわずに日持ちをするため、大和上街道の宿場街の人々に銘菓として名を馳せてきた。大型、小型の2サイズあり、どちらも1個から購入できる。甘さ...»
地鶏ならではのぎゅっと締まった肉質と、コクのある肉汁が魅力の奈良県産の地鶏・大和肉鶏や、ニンジンや大根、ゴボウなど、香り豊かな季節の根菜がたっぷり!大和肉鶏と明日香村産の野菜など、飛鳥の恵みをふんだんに使った、まさに飛鳥のレトルトカレー。しっかりと煮込まれた、肉汁がじゅわっとあふれる大和鶏と、明日香村産の季節の野菜がゴロゴロっと入っていて、まろやかさの中にも、ぴりっと心地いいスパイスの刺激。食べるうちにじわじわとうまみが重なって、奥行きのある味わい。カレー通はもちろん、カレー特有の辛みが苦手な方にもおすすめ。...»
蘇(そ)は、古代の日本(飛鳥時代~平安時代)で作られていた、牛乳を使って作られる日本古来の「チーズ」のような乳製品の一種。6~10世紀頃に大陸から入ってきたといわれており、古くはお供えものとして使われていたという。文献で確認されているが、製法が失われた「幻の食品」となっている。具体的な製法は不明であるが、書物の記述から推測される製法に基づき、現代でも蘇が作られている。 根気よく練りながら牛乳を煮詰めたあと、冷し固めて作られる。出来たてはキャラメルのような食感で、香ばしい香りとほのかな甘さが楽しめる。お茶あてのお菓子として、ワインのお供のチーズの代わりにと、様々な食べ方で楽しめるが、牛乳と一緒...»