馬見丘陵公園は、奈良県北葛城郡広陵町から河合町にかけて広がる広大な都市公園で、馬見古墳群の保存と活用を目的に整備されました。1984年(昭和59年)に事業が開始され、2012年(平成24年)に全面開園しました。園内は緑道エリア・北エリア・中央エリア・南エリアの4つに分かれており、それぞれ異なる特色を持っています。入園は無料で、広々とした敷地内では古墳散策や花々の鑑賞、家族でのピクニックが楽しめます。
緑道エリアは、自然豊かな散策路が続くエリアで、木々や草花に囲まれながらゆったりと歩けます。池部駅に隣接しており、アクセスも便利です。園内には「なごみの道」や「眺めの丘」、各種橋などがあり、四季折々の景色が楽しめます。
北エリアは、大芝生広場や木製遊具、砂場などがあり、子供連れのファミリーに人気のエリアです。季節ごとに異なる花々が咲き誇る「馬見花苑」や「彩の広場」もこのエリアに位置し、春にはチューリップ、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスが彩りを添えます。
馬見丘陵公園の中心となるエリアで、史跡であるナガレ山古墳や乙女山古墳が存在します。バラ園や菖蒲園、あじさい園、睡蓮池などもあり、花の名所として訪れる人々に親しまれています。また、展望台や映像展示のある「公園館」もあり、古墳や自然について学ぶことができます。
南エリアは、中央エリアと歩道橋で繋がっており、さらに竹取公園とも接続しています。狐塚古墳やタダオシ池などがあり、落ち着いた自然環境が広がっています。
馬見丘陵は、佐紀盾列古墳群、大和柳本古墳群と並ぶ大和三大古墳群の一つで、250基を超える古墳が点在しています。園内には池上古墳、乙女山古墳、ナガレ山古墳などが保存され、歴史的価値が高く、史跡に指定されているものもあります。
馬見丘陵公園は花の名所としても有名で、春にはチューリップや桜、初夏にはバラ、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスやダリアが見頃を迎えます。特に「馬見フラワーフェスタ」や「馬見チューリップフェア」は、多くの観光客を惹きつけるイベントです。
奈良県はダリアの球根生産量が日本一で、北エリアの「ダリア園」では約120品種1,000株のダリアが咲き誇ります。大きな花を咲かせる「エモリーポール」や「皇帝ダリア」など、多彩な品種が揃い、訪れる人々を楽しませます。
中央エリアには「バラ園」があり、春と秋に美しいバラが見頃を迎えます。26品種、約500株が植えられており、長い期間花を楽しめるのが特徴です。
春には北エリアから中央エリアにかけて、約100品種のチューリップが一斉に咲き誇り、鮮やかな景観を作り出します。
馬見丘陵公園は、野鳥の観察スポットとしても知られています。特に秋から冬にかけては、カモ類や冬の渡り鳥が池や古墳の濠に集まり、多くの野鳥愛好家が訪れます。春にはシジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、エナガなどの幼鳥が育ち、夏にはキビタキやオオルリが美しい鳴き声を響かせます。また、ツバメも園内で巣作りを行い、その成長を見ることができます。
近鉄田原本線池部駅から徒歩2分の緑道北口や、近鉄大阪線五位堂駅からのバスでアクセス可能です。各エリアには広い駐車場も完備されており、車でのアクセスも便利です。
毎春開催される「馬見チューリップフェア」や「馬見フラワーフェスタ」など、季節ごとのイベントも充実しており、家族連れや写真愛好家に人気があります。