馬見古墳群は、奈良盆地西南部に広がる奈良県北葛城郡河合町、同郡広陵町から香芝市、大和高田市にかけて広がる馬見丘陵とその周辺に位置する古墳群です。総数は250基以上にのぼり、その広範な分布と規模から、佐紀盾列古墳群、大和・柳本古墳群と並ぶ「大和三大古墳群」として知られています。
丘陵地は南北約7キロメートル、東西約3キロメートルにわたり、標高は70~80メートル程度です。4世紀末から6世紀にかけて築かれたとされ、古代豪族・葛城氏の墓域と考えられています。
馬見古墳群は、大型前方後円墳の分布に基づき、大きく北群・中央群・南群の3つのエリアに分けられます。
北群には以下のような主要な古墳が含まれます。
馬見古墳群の中心を成すエリアで、以下の古墳が含まれます。
南群には以下のような主要な古墳があります。
馬見古墳群は、古墳時代前期から中期にかけて発展した葛城地域の重要な墓域とされ、当時の豪族たちが権威を誇示するために築いたと考えられます。その特徴的な墳丘構造や副葬品から、当時の政治的・社会的な背景を知る手がかりとしても注目されています。
馬見古墳群へは、近鉄大阪線の五位堂駅または大和高田駅からのアクセスが便利です。また、丘陵地一帯は「馬見丘陵公園」として整備されており、散策やピクニックにも適した自然豊かな場所です。
馬見古墳群は、歴史愛好家や考古学ファンにとって見逃せないスポットであり、その壮大な古代の遺産は訪れる人々に古代日本の息吹を感じさせます。ぜひ、奈良を訪れた際には馬見丘陵の雄大な古墳群を探索してみてはいかがでしょうか。