宝山寺の正式な漢字は寳山寺で、鎮守神として聖天を祀っていることから生駒聖天、生駒の聖天さんとも呼ばれています。
役行者(役小角)の修験場であったとされる生駒山の中腹にあり、商売の神様を祀る日本三大聖天の一つ、聖天信仰で知られ、現世利益を求める人々の信仰を集めています。
麓から続く参道の階段は奥の院まで含めると1,000段余りあり西日本有数の規模を誇っています。
毎月1日と16日には、商売繁盛を祈願する「歓喜天御縁日」が開かれ、多くの参拝客でにぎわいます。
標高642mの奈良県と大阪府にまたがる生駒山は、役行者による鬼退治の伝説で知られ、空海(弘法大師)も修行したと伝わり、滝の修行場や祠などがあります。
宝山寺は1678年に湛海により中興され、この時が事実上の開山とされています。般若窟と呼ばれる大岩壁を背景に、本堂、聖天堂、多宝堂、絵馬堂などが建てられました。
色ガラスの獅子閣は、1884年に迎賓館として建てられた洋風建築で、訪れる人を魅了します。
また、広い境内には、歴史的価値の高い建造物が多くみられ、おごそかな雰囲気の中で歴史の面影に触れることができます。
現世の願いを叶える場所として知られており、商売繁盛や禁酒といった願いを持つ人々が参拝しています。
4~9月 8:00~16:30
10~3月 8:00~16:00
参拝は24時間いつでも可能
無休
無料
生駒駅からケーブルカーで10分 → 宝山寺駅から徒歩で10分