奈良公園の東端にある標高342メートル、面積33ヘクタールの山で、なだらかな山腹は芝生で覆われ、奈良のシンボル的な景観の一つとなっています。
鹿も自由に歩き回っており、春には桜、秋には紅葉やススキなど、四季折々の風景が堪能できます。
山頂からは東大寺の大仏殿や興福寺の五重塔、奈良市街を一望でき、晴れた日には、遠くの大和三山や生駒山も望むことができます。
山頂には5世紀頃に築造されたとされる鶯塚古墳があり、古くから「鶯山」とも呼ばれています。
一重目、二重目、山頂(三重目)と丸い丘が3つ重なったような形状をしており、「三笠山」とも呼ばれ、江戸時代には南都八景の一つとして「三笠山雪」が有名でした。
奈良奥山ドライブウェイにて車で山頂(三重目)へアクセスすることもできます。山頂からの夕日や夜景は圧巻です。山頂からの夜景は新日本三大夜景のひとつに認定されています。
また、毎年1月には、古都奈良の伝統行事である山焼きが開催されます。この壮大な行事は、まさに炎の祭典といえるほど、夜空を燃え立つ光景が美しいです。
9:00~17:00
開山期間
3月第3土曜日〜12月第2日曜日まで
入山料
大人(中学生以上)150円
小人(3歳以上)80円
JR・近鉄奈良駅からバス「春日大社本殿行き」で10分 → 春日大社本殿下車、山麓まで徒歩で5分
JR・近鉄奈良駅からバス「市内循環外回り」で8分 → 春日大社表参道下車、山麓まで徒歩で10分
奈良奥山ドライブウェイ「新若草山コース」