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二津野大橋

(ふたつの おおはし)

スリルと絶景を楽しめる二津野大橋

二津野大橋は、吉野郡十津川村の山手谷と桑畑を結ぶ、橋長193メートル・高さ35メートルのスリル満点の吊り橋です。橋の下にはエメラルドグリーンに輝く二津野ダム湖が広がり、歩くたびに足元から伝わる揺れが、訪れる人に非日常の体験を与えてくれます。

この橋は観光用としてだけでなく、東側にある集落の人々が日常的に利用する生活橋でもあります。村道二津野線に位置し、「大橋」という名称ながら、装飾を抑えた質素な歩道橋である点も特徴です。長支間の無補剛吊橋であるため、剛性を高める目的で、メインケーブルに加えて上下2系統の耐風ケーブルが設けられており、技術的にも興味深い構造となっています。

個性豊かな周辺の吊り橋

二津野ダム湖周辺には、ほかにも魅力的な吊り橋があります。猿飼橋(さるかいばし)は、橋長131メートル・高さ34メートルで、十津川温泉の近くに位置しています。温泉散策とあわせて立ち寄れる橋として親しまれています。

また、込之上橋(こみのうえばし)は橋長161メートル・高さ19メートルで、十津川高校の近くに架かっています。ここからは二津野ダム湖を一望でき、比較的穏やかな高さのため、景色をじっくり楽しみたい方にもおすすめです。

二津野ダムとダム湖が育む豊かな自然

二津野ダムは1962年に完成したアーチ式ダムで、十津川の水をせき止めて造られました。このダムによって誕生した二津野ダム湖は、面積約200ヘクタールを誇り、国道168号線沿いに位置するアクセスの良い自然スポットです。

湖は山々に囲まれ、水鳥の生息地として知られています。特に11月から3月にかけては、全国有数のオシドリの越冬地となり、2,000羽を超える個体が確認されることもあります。左岸には道路や集落がなく、シイやカシの林が広がり、どんぐりを主食とするオシドリにとって理想的な環境が保たれています。

立ち寄りたい名瀑・十二滝

二津野ダムから国道168号線を南へ進むと、右手に見えてくるのが十二滝です。落差は80~100メートルともいわれる大きな滝で、水量は控えめながらも、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。国道沿いにあるため、ドライバーやハイカーが気軽に立ち寄れるスポットとして人気があります。

紅葉の季節には、滝と周囲の山々が織りなす景観が一層美しくなります。十津川村にはこのほかにも大小さまざまな滝が点在しており、自然の豊かさを存分に感じながら巡る観光が楽しめます。

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二津野大橋
(ふたつの おおはし)

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