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道の駅 十津川郷

(みちのえき とつかわごう)

日本一大きな村の旅のオアシス

道の駅十津川郷は、奈良県吉野郡十津川村小原に位置し、国道168号沿いに整備された道の駅です。日本一広い村として知られる十津川村のほぼ中央にあり、村内観光の拠点としてだけでなく、長距離ドライブの休憩地としても多くの人に利用されています。

源泉かけ流し温泉に代表される十津川村の豊かな自然に囲まれたこの道の駅は、まさに「旅のオアシス」と呼ぶにふさわしい存在です。館内には特産品販売、観光案内、食事処、足湯、そして村の歴史や暮らしを伝える展示施設までそろい、十津川村の魅力を一度に体感できる複合施設となっています。

十津川村の中心に位置する利便性

道の駅十津川郷は、十津川村役場のすぐ隣に立地しており、村の行政・観光の中心地にあります。周辺には十津川の清流や山々が広がり、四季折々に異なる自然の表情を楽しむことができます。

長時間の山道運転が続く国道168号において、安心して立ち寄れる休憩スポットであることも大きな魅力です。無料駐車場や清潔なトイレ、自動販売機が整備されており、ドライバーにとっても心強い存在となっています。

郷土の味と魅力が集まる特産品コーナー

1階に設けられた特産品コーナーには、十津川村ならではの安心・安全な食品や手づくり品が数多く並びます。山林が村域の大半を占める十津川村では、農産物は多くありませんが、その分、林産物や川の恵みが豊富です。

十津川の味覚を代表する食品

特に人気なのが、清流で育った川魚の加工品です。あまごの甘露煮や鮎のあぶり(姿干し)は、十津川を代表する味覚として知られています。香ばしく焼き上げた鮎や、じっくり炊き上げた甘露煮は、お土産としても喜ばれる逸品です。

また、十津川ならではの伝統食品である「ゆべし(柚餅子)」も外せません。山で採れた柚子の中に味噌やそば粉、胡麻などを詰め、じっくり乾燥させた保存食で、昔ながらの山里の知恵が詰まった味わいです。

山の幸と手づくりのぬくもり

原木栽培のしいたけや、大ぶりのエリンギ、足付きの生なめこなど、山の幸も豊富にそろいます。さらに、田舎みそ、ポン酢、手づくり豆腐やこんにゃく、梅干し、漬物など、素朴ながら滋味深い食品が並び、どれも村の暮らしを感じさせる品々です。

食品だけでなく、木工品やかづら編みの籠、手編みのわらぞうり、手芸品、キーホルダーなど、手仕事の温もりを感じる工芸品も人気を集めています。

北海道・新十津川町との深い絆

道の駅十津川郷では、北海道新十津川町の特産品も販売されています。新十津川町は、明治22年の十津川大水害をきっかけに、十津川村から移住した人々によって築かれた町です。

現在でも新十津川町は十津川村を「母村」と呼び、両地域の交流は続いています。館内では、とうきびチョコレートやかぼちゃパイ、新十津川ラーメン、アイスクリームなど、北海道の味覚を楽しむことができ、遠く離れた土地との歴史的なつながりを感じることができます。

そば処「行仙」― 山里で味わう手打ちそば

2階にあるそば処「行仙(ぎょうぜん)」では、「挽きたて・打ちたて・茹でたて」にこだわった手打ちそばが提供されています。山里ならではの落ち着いた空間で味わうそばは、観光の合間の食事に最適です。

十津川産のなめこや辛味大根を使った「なめこおろし蕎麦」など、地元食材を生かしたメニューも人気があります。営業時間は午前11時から午後3時までとなっており、昼食時には多くの来店客で賑わいます。

山里の文化に触れる「むかし館」

地下1階には、十津川村の歴史や先人の暮らしを伝える「むかし館」が設けられています。ここでは、国の重要有形民俗文化財にも指定されている山村生産用具をはじめ、生活用具や農具、狩猟具、筏流しの模型などが展示され、山深い地で人々がどのように暮らしてきたのかを学ぶことができます。

館内の「からくりシアター」では、音と映像を用いて十津川郷の自然や歴史を分かりやすく紹介しており、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。入館料は無料で、気軽に立ち寄れる点も魅力です。

険しい自然環境の中で培われた知恵や工夫は、現代に生きる私たちにとっても多くの示唆を与えてくれます。観光の合間に立ち寄り、十津川村の歴史に静かに思いを馳せるのもおすすめです。

足湯でほっとひと息 ― 心と体を癒す温泉の恵み

駐車場には十津川温泉郷の豊かな源泉かけ流し足湯が整備されており、24時間無料で利用できます。旅の途中に靴を脱いで足を浸せば、じんわりと体の芯まで温まります。

長距離ドライブや山道の移動で疲れた足を優しく包み込む湯の温もりは、まさに至福のひととき。山の景色を眺めながら過ごす時間は、十津川村ならではの贅沢な休憩時間と言えるでしょう。

毎週日曜日開催「ふれあい朝市」

毎週日曜日の朝7時30分から、道の駅前庭の広場では「ふれあい朝市」が開かれます。十津川産の新鮮野菜をはじめ、めはり寿司やさんま寿司、つきたてのお餅、だんご、漬物など、手づくりの温かみあふれる品々が並びます。

地元の人々との交流を楽しみながら買い物ができる朝市は、旅の思い出づくりにもおすすめです。

アクセスと周辺観光

公共交通機関を利用する場合は、近鉄大和八木駅またはJR新宮駅から奈良交通の八木新宮線特急バスに乗車し、「十津川村役場」バス停で下車するとすぐです。

周辺には、湯泉地温泉「泉湯」や、日本一長い生活用吊り橋として知られる谷瀬の吊り橋、熊野三山の奥の院とされる玉置神社など、見どころが数多く点在しています。

まとめ ― 十津川村を知る第一歩として

道の駅十津川郷は、休憩施設にとどまらず、十津川村の自然、歴史、文化、食を一体的に体験できる貴重な拠点です。初めて十津川村を訪れる方にとっては、村の魅力を知る入口として最適な場所といえるでしょう。

雄大な自然に囲まれたこの道の駅で、ゆったりとした時間を過ごしながら、十津川村ならではの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

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名称
道の駅 十津川郷
(みちのえき とつかわごう)

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