上北山村は、奈良県の南東部に位置し、吉野郡に属する美しい山村です。県内で最も人口密度が低く、面積が広い自治体の一つであり、そのほとんどが豊かな森林に覆われています。村の面積の97%が森林であり、雄大な自然が広がるこの地は、多くの観光客を惹きつけています。
上北山村は吉野郡の南部、紀伊山地の大峰山脈と台高山脈に挟まれた山間部に位置します。西には「近畿の屋根」とも称される大峰山脈、東には標高1,700mを超える大台ヶ原がそびえ、四季折々の美しい自然が楽しめます。
室町時代には、この地域は後南朝の拠点として知られ、北山宮は長禄の変で殺害された源尊秀を祀っています。古くから人々が山岳信仰や修行の場として大切にしてきた土地でもあり、その歴史は現在も様々な伝承や神社に刻まれています。
かつては林業が盛んで、江戸時代には幕府に御用材を供給していたほどの木材産地でした。熊野川水系を利用した筏流しや、索道を使った木材運搬が行われていましたが、林業の衰退に伴い、現在は観光が主な産業となっています。特に大台ケ原を中心とする観光業が村の経済を支えており、近年では温泉施設の再開などもあり観光客の誘致に力を入れています。
かつては木材が主要な産品でしたが、現在は観光が中心であり、地元で採れる新鮮な野菜や山菜なども人気があります。
村内には鉄道路線はありませんが、国道169号が主要なアクセス路です。その他の道は狭隘であるため、訪問の際は十分な注意が必要です。