奈良県立民俗博物館は、奈良県大和郡山市矢田町の広大な大和民俗公園(約26.6ha)内に位置する博物館です。大正から昭和初期の生活用具・農具、国の重要有形民俗文化財「吉野林業用具と林産加工用具」などを通じて、大和の人々が伝統と工夫で紡いできた生活文化を紹介しています。
鉄筋コンクリート造・地下1階地上2階の本館では、
県内各地から移築復原された江戸~明治期の民家・土蔵11件(15棟)を展示。うち3棟が国指定重要文化財、10棟が県指定有形文化財です。
常設展示以外の資料を保管する仮設プレハブ収蔵庫を2棟備え、資料整理・保存を行っています。
1974年(昭和49年)11月10日開館。大和民俗公園整備とともに地域の暮らしを紹介してきました。施設改修および収蔵資料整理のため、2024年7月16日から当面休館し、2027年度の再開を予定しています(古民家は見学可能)。
奈良県立大和民俗公園は、博物館を含む都市公園で、里山風景・梅林・しょうぶ園・多目的広場・駐車場を備え、散策や野外学習の場として親しまれています。
稲作・茶業・林業の道具を一堂に比較し、地域差と季節労働の様子を学べる展示は必見です。
茅葺屋根や座敷構造、蔵の防火構造など各地の建築様式を徒歩で巡ることで、地域風土と暮らしの関係を体感できます。
昔の家屋内部を再現した展示室では、火鉢に手をかざしたり農具を持ったりして、昭和初期の生活に触れることができます。
近鉄郡山駅・JR郡山駅からそれぞれ徒歩約1時間。
西名阪自動車道「郡山IC」→国道24号→県道9号。公園内に無料駐車場あり。
奈良県立民俗博物館と大和民俗公園は、大和の伝統的な暮らしと建築を屋内外で一度に楽しめる貴重な文化空間です。休館中も古民家エリアは公開中。再開後はリニューアル展示も予定されており、幅広い世代の学びと憩いの場としてますます注目されます。