おふさ観音は、奈良県橿原市小房町に位置する高野山真言宗の別格本山の寺院で、正式名称は「十無量山 観音寺」です。山号は十無量山で、本尊は十一面観世音菩薩です。この寺は「花まんだらの寺」としても知られ、四季折々の花々が境内を彩る美しい寺院として多くの参拝者や観光客に親しまれています。大和三山の耳成山と畝傍山のほぼ中央に位置し、アクセスも良好で、自然豊かな環境の中で心安らぐひとときを過ごすことができます。
おふさ観音の起源は、江戸時代の慶安3年(1650年)に遡ります。当時、この地にあった鯉ヶ淵という池から白亀に乗った観音菩薩が現れ、それを目にした近隣に住む娘「おふさ」が感銘を受け、小さな堂を建立したのが始まりとされています。その後、おふさは比叡山延暦寺北谷にあった観音院から十一面観音を譲り受け、この堂に安置しました。これが現在の「十無量山観音寺」の起源とされています。
現在の本堂は明治時代に多くの庶民の寄付により再建されたもので、地域の人々の厚い信仰心によって支えられ続けています。また、元禄3年(1690年)に鋳造された梵鐘が存在していましたが、第二次世界大戦中の1944年に金属類回収令により供出されたため、現在は残っていません。
現在の本堂は明治時代に再建されたもので、本尊の十一面観世音菩薩が祀られています。この観音菩薩は、特に厄除けや病気平癒に霊験があるとされ、多くの参拝者が訪れます。
境内には「円空庭」と呼ばれる美しい庭園があります。中央には「亀の池」があり、その周りには四季折々の花々が咲き誇り、訪れる人々の心を癒します。この庭園は特にバラの季節に美しさが際立ち、訪れる人々を魅了します。
おふさ観音は「花まんだらの寺」としても有名で、境内には約3,800種、4,000株以上のバラが育てられています。これらのバラはほとんどが鉢植えで管理され、参拝者が間近で香りを楽しむことができるように工夫されています。バラまつりの時期には境内全体がバラの香りで満たされ、その美しさはまさに圧巻です。
おふさ観音では四季折々に様々な行事が開催され、多くの人々が訪れます。特に有名なものには以下のものがあります。
おふさ観音へのアクセスは以下の通りです。
おふさ観音はその歴史と豊かな自然、そして四季折々の花々が魅力の寺院です。訪れる人々にとって、心安らぐひとときを過ごせる場所として、多くの人々に愛されています。ぜひ一度、花まんだらの美しい光景を体感してみてはいかがでしょうか。