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畝火山口神社

(うねび やまぐち じんじゃ)

畝火山口神社は、奈良県橿原市に位置する由緒ある神社で、畝傍山の西麓に鎮座しています。通称「お峯山」とも呼ばれ、古くから地元の人々に親しまれてきました。この神社は、延喜式内社に列せられ、旧社格は県社とされる格式高い神社です。畝傍山は日本神話にも登場する重要な場所であり、畝火山口神社はその霊験を今に伝える神社として信仰されています。

祭神

畝火山口神社の主祭神は以下の三柱です。

また、末社には大山祇命が祀られており、これは元々の祭神であったと考えられています。大山祇命は山の神としても知られ、自然崇拝の象徴的存在です。

歴史

創建と由緒

畝火山口神社の創建時期は不詳ですが、その歴史は非常に古く、文献に初めて登場するのは『新抄格勅符抄』大同元年(806年)に神封一戸が寄せられた記録です。その後、『日本三代実録』には貞観元年(859年)に正五位下の神階が授けられ、さらに同年9月8日には祈雨のために奉幣使が派遣されたことが記されています。

遷座の歴史

もともとは畝傍山の西麓にあったとされるこの神社は、文安3年(1446年)の『五郡神社記』に「畝傍山口神社、在久米郷畝火山西山尾」と記されており、天正年間には山頂に遷座されたと考えられます。しかし、昭和15年(1940年)に行われた橿原神宮の大拡張工事の際、神武天皇陵や橿原神宮を見下ろす位置にあることが問題視され、現在の西麓に再び遷座されました。

社名の変遷

この神社はその長い歴史の中で「畝火明神」や「畝火山神功社」といった別称でも呼ばれてきました。これらの名称は、時代や信仰の変遷に伴って変化してきたことを示しています。

神事と行事

特殊神事 - 埴土神事

畝火山口神社の代表的な神事として「埴土神事」があります。これは、大阪の住吉大社で祈年祭(2月)や新嘗祭(11月)に使用する土器を製作する際に用いる土を畝傍山頂で採取する神事です。この神事に関わる者は、事前に河俣神社で装束を整えることが慣例となっています。

年間行事

交通アクセス

畝火山口神社へのアクセスは、近鉄橿原線の橿原神宮前駅から徒歩約15分と便利です。また、周辺には畝傍山や橿原神宮などの観光スポットも多く、自然と歴史を感じながらの参拝が楽しめます。

まとめ

畝火山口神社は、古代からの神々の息吹を感じさせる神社で、その壮大な歴史と伝統は訪れる人々に深い感動を与えます。特に神功皇后にまつわる伝承や独特の神事は、他では味わえない貴重な体験となるでしょう。奈良を訪れた際には、ぜひその神聖な空気を肌で感じてみてください。

Information

名称
畝火山口神社
(うねび やまぐち じんじゃ)

明日香・橿原

奈良県