道の駅宇陀路 大宇陀は、奈良県宇陀市大宇陀拾生に位置し、国道166号沿いに整備された観光拠点です。1997年(平成9年)に開駅し、2015年には重点道の駅候補にも選定されるなど、地域の魅力を発信する重要な施設として親しまれています。宇陀市条例における正式名称は「宇陀路大宇陀阿騎野宿」とされ、古代から続く歴史と文化を今に伝える地にふさわしい名称となっています。
道の駅が立地する大宇陀地域は、奈良県北東部の高原地帯に広がる、歴史と自然が調和した町です。古くは万葉歌人・柿本人麻呂がこの地を訪れ、「かぎろひ」の歌を詠んだことでも知られ、現在でも「かぎろひの里」として多くの人に親しまれています。雄大な山々や清流に囲まれた風景は、訪れる人の心を穏やかに癒してくれます。
道の駅宇陀路 大宇陀では、宇陀産の食材や特産品を活かした商品が豊富に揃っています。特に人気を集めているのが、地元産ブルーベリーをふんだんに使ったブルーベリーソフトクリームで、爽やかな甘さが旅の疲れを和らげてくれます。
館内には、地元の新鮮野菜を販売する阿騎野新鮮野菜直売所や、宇陀の名産品を取り揃えた物販コーナーがあり、観光客だけでなく地域住民にも利用されています。また、レストラン「れすとらん甘羅(かむら)」では、宇陀牛を使ったうどんなど、地元の味覚を生かした料理をゆったりと楽しむことができます。
敷地内には無料で利用できる足湯が設けられており、ドライブや観光で疲れた足を気軽に癒すことができます。また、有料の電動アシスト付きレンタサイクルも用意されており、周辺の町並みや史跡を巡る拠点としても便利です。
お土産コーナーでは、吉野葛や奈良漬、柿の葉寿司といった奈良を代表する名産品のほか、宇陀ならではの商品が数多く並びます。中でも、宇陀産ブルーベリーを使用したブルーベリーらすくや、志を乃屋野口昇栄堂の人麻呂最中、手焼きのうだせんべいなどは、訪れた人のリピーターも多い人気商品です。
さらに、大宇陀の地酒「初霞」や、赤米を使った「阿騎野物語」など、地域の風土を感じさせる酒類も揃い、贈答用としても好評です。
道の駅宇陀路 大宇陀は、春の又兵衛桜や吉野山、夏の吉野川流域、秋の曽爾高原や談山神社、冬の高見山登山など、四季折々の観光地を巡る際の拠点として最適な場所にあります。情報コーナーは24時間利用可能で、旅の計画や休憩にも安心して立ち寄ることができます。
名阪国道針ICから車で約30分、近鉄大阪線榛原駅からも車で約15分とアクセスも良好です。周辺には、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている松山の町並みや、森野旧薬園、万葉公園(かぎろひの丘)、阿紀神社など見どころが点在しています。
歴史ある町並みと豊かな自然、そして地元の味覚が一体となった道の駅宇陀路 大宇陀は、奥宇陀観光の玄関口として、多くの旅人を温かく迎えてくれます。ドライブの休憩はもちろん、観光の目的地としても訪れる価値のある道の駅です。