道の駅宇陀路 室生は、奈良県宇陀市室生三本松に位置する、 国道165号沿いの道の駅です。奈良県と三重県の県境に近く、古くから大和と伊勢を結んだ 伊勢街道の宿場町として栄えた地域にあり、現在では奈良県東部の玄関口として多くの人々が行き交う場所となっています。
奈良県内で8番目に登録された道の駅で、愛称は「木もれ陽の森」。 その名の通り、自然と調和した空間づくりがなされ、旅の途中に立ち寄る人々が 心からくつろぎ、安らげる場所として親しまれています。
道の駅宇陀路 室生の大きな特徴は、施設全体が一つの芸術作品のように設計されている点です。 トータルデザインを手がけたのは、旧室生村出身の世界的彫刻家、故・井上武吉氏。
メイン施設である「森の回廊館」は、鳥が大空へ飛び立つ瞬間をイメージした 鋭角的な屋根が印象的な建物で、樹齢約130年の木を主柱に用い、 森の中にいるかのような内部空間が表現されています。 二方向が全面ガラス張りとなっており、光と緑がやさしく差し込む開放的な造りです。
建物とモニュメント広場は一体的に構成され、列柱が並ぶ回廊空間が 人々を自然に包み込みます。施設全体が、室生の精神性や風土を体現した ここにしかないオリジナルの景観となっています。
イベント広場の中心には、井上武吉氏による球体彫刻が配置され、 広場全体が一つのモニュメントとしてデザインされています。 その名称は「My sky hole 地上への瞑想 室生」。
静かに佇むこの作品は、訪れる人に内省と安らぎの時間を与え、 自然と向き合う室生の地の魅力を、芸術を通して感じさせてくれます。
館内は「食べる・触れる・知る・交わる」をキーワードに構成され、 旅の途中の休憩だけでなく、室生・宇陀地域の魅力を深く味わえる空間となっています。
地元産の旬の食材をふんだんに使用した和風料理が楽しめるレストランです。 素朴でやさしい味付けは、旅の疲れを癒やしてくれます。
農産物直売所では、新鮮な地元野菜や特産品が並び、 宇陀ならではの味覚を気軽に購入できます。
室生寺、龍穴神社、大野寺など、周辺の名所旧跡や自然スポットの情報を提供。 観光の拠点としても心強い存在です。
道の駅宇陀路 室生では、地域の風土に根ざした多彩な特産品が揃っています。
・デッチようかんは、小豆の甘みと涼味ある食感が魅力の伝統菓子。
・よもぎ丸(草もち)は、爽やかな香りともちもちの食感が楽しめます。
・相馬醤油は、三本松の地で受け継がれてきた昔ながらの製法が生きる逸品です。
そのほか、宇陀川まんじゅうや奈良漬、 宇陀せんべい、国産純粋はちみつなど、 手土産にも最適な品が充実しています。
宇陀市は古くから薬草の町として知られ、 道の駅では大和当帰(やまととうき)を使った商品も豊富に取り揃えています。
当帰を使ったコーヒーやうどん、入浴剤、塩などは、 健康を意識する方に特に人気です。 また、大和茶や吉野本葛、茶粥など、 身体にやさしい食品も揃っています。
鉄道:近鉄大阪線「三本松駅」から徒歩約5分と、公共交通機関でのアクセスも良好です。
自動車:名阪国道・小倉ICから約25分。
年末年始は休館日となり、レストランは毎週水曜日が定休日です。
周辺には、室生寺、龍穴神社、滝谷花しょうぶ園、 室生ダム湖など、自然と歴史を感じられるスポットが点在しています。
道の駅宇陀路 室生は、単なる休憩施設にとどまらず、 室生・宇陀の自然、歴史、文化、そして人の温もりに触れられる 交流と癒やしの観光拠点です。 旅の途中にぜひ立ち寄り、木もれ陽の森に包まれるひとときをお楽しみください。