かもきみの湯は、奈良県御所市の葛城山麓に位置する、天然温泉の日帰り温浴施設です。水処理施設「アクアセンター」に隣接し、周囲にはアスレチック広場やハーブ園、遊歩道などが整備された公園が広がっています。豊かな自然に囲まれた環境の中で、心身ともにゆったりと癒やされる時間を過ごすことができます。
「かもきみの湯」という名は、古代から神々が鎮まる地とされた葛城の郷と、金剛・葛城山麓一帯を指す「鴨(かも)」の地名に由来しています。『日本書紀』にも記される神話の舞台であり、かつて鬱蒼とした森が広がっていたこの地は、神奈備(かんなび)として人々に敬われてきました。そうした歴史と信仰の土地に湧く温泉は、まさに特別な癒やしの湯といえるでしょう。
泉質はナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物温泉で、肌にやさしいぬめりが特徴の「美肌の湯」として知られています。館内には「鶴の湯」「亀の湯」と名付けられた2つの大浴場があり、炭酸泉、腰掛け湯、寝湯、打たせ湯、檜風呂や岩風呂など、15種類以上のお風呂やサウナを日替わりで楽しむことができます。露天風呂では、葛城の自然を感じながら開放的な湯浴みが堪能できます。
かもきみの湯は、子どもから高齢の方まで幅広い世代が楽しめる施設です。貸切の家族風呂をはじめ、休憩室やボディケアルーム、漫画コーナー、多目的室なども完備。令和3年のリニューアルにより、レストランや売店、カラオケルームも整い、入浴後もゆったりと過ごせます。隣接する公園には大型遊具や芝すべりもあり、休日には多くの家族連れで賑わいます。
仕事帰りや観光の合間、葛城古道や金剛山・大和葛城山の散策後に立ち寄るのにも最適なかもきみの湯。地域に根ざした温かなもてなしと、歴史ある土地の恵みを感じる温泉が、訪れる人の疲れをやさしく癒やしてくれます。