東大寺(とうだいじ)
世界最大級の木造建築と大仏様
東大寺は奈良市に位置し、奈良時代に聖武天皇によって建立された由緒ある寺院です。中でも、大仏殿に安置されている「奈良の大仏(盧舎那仏)」は、高さ約15メートルにも及ぶ圧巻の仏像です。東大寺はユネスコの世界遺産「古都奈良の文化財」のひとつとして登録されており、歴史好きの方にもおすすめです。
春日大社(かすがたいしゃ)
朱塗りの社殿と石灯籠の荘厳な空間
春日大社は、768年に創建された奈良を代表する神社で、藤原氏の氏神として知られています。境内には約3,000基もの石灯籠や釣灯籠があり、毎年2月と8月の「万燈籠」では幻想的な光景が広がります。また、参道には鹿が多く生息しており、神の使いとされる鹿とふれあうことができます。
奈良公園(ならこうえん)
自然と文化財が調和した広大な公園
奈良公園は約660ヘクタールの広大な敷地を誇り、東大寺、春日大社、興福寺などの歴史的建造物に囲まれています。園内には1,000頭以上の野生の鹿が自由に歩き回り、観光客とのふれあいも楽しめます。四季折々の風景が美しく、春の桜や秋の紅葉も見どころです。
法隆寺(ほうりゅうじ)
世界最古の木造建築群
法隆寺は、斑鳩町に位置する飛鳥時代の仏教寺院で、607年に聖徳太子によって建立されたと伝えられています。五重塔や金堂など、現存する世界最古の木造建築が残っており、こちらも世界遺産に登録されています。静寂な境内で日本の古代建築美に触れることができます。
吉野山(よしのやま)
日本一の桜の名所
吉野山は、奈良県吉野町にある山で、「一目千本」とも称される桜の名所です。春には約3万本の桜が山肌を埋め尽くし、多くの花見客でにぎわいます。上千本、中千本、下千本の3つのエリアに分かれ、時期をずらして咲く桜が楽しめるのも特徴です。また、吉水神社や金峯山寺などの歴史的建造物も点在し、自然と歴史が融合する風景が魅力です。
ならまち
古民家が並ぶレトロな町並み
ならまちは、旧市街の一角に位置し、江戸時代からの町家が軒を連ねるエリアです。散策するだけで当時の暮らしを感じることができ、カフェや雑貨店、和菓子店も多数あります。特に、元興寺の一部として発展した町で、歴史を感じさせる風情ある景観が人気です。
明日香村(あすかむら)
古代日本の原風景
明日香村は、日本の黎明期を今に伝える場所として有名です。石舞台古墳や高松塚古墳、飛鳥寺など、古代の遺跡が点在しており、レンタサイクルでの観光もおすすめです。四季の自然と歴史的風景が織りなすゆったりとした時間が流れています。